吹き抜けのある家に憧れますよね。
部屋が広く見えたり、開放感があったり、何よりもおしゃれで高級感が出ます。
僕は注文住宅で東京に吹き抜けのある家を建てました。
実際に吹き抜けのある家で暮らしてみてから気づいたことがあったので、お伝えしたいと思います。
※本記事は広告・プロモーションを含みます。
- 吹き抜けにしようか悩んでいる
- 吹き抜け憧れるけど実際どうなの?
- 住んでいる人のリアルを知りたい
- メリット、デメリットは?
- 注意する点やアドバイスがほしい
こんな悩みを持っている方の参考になればいいと思っています。
【結論】吹き抜けにしてよかった
吹き抜けにもメリットとデメリット両方あります。
事前に調べてはいましたが、暮らしてから気づいたことも結構ありました。
それでもメリットの方が多くて、今でも吹き抜けにしてよかったと思っています。
何を優先するかは個人によって違いますので、ぜひ参考にしてみてください。
吹き抜けのメリット
まずは吹き抜けにしてよかったと思うことをお伝えします。
開放感がある
我が家は夫176センチ、妻160センチと身長が高めなので吹き抜けの開放感に日々満足しています。
部屋全体がとても広く見えるので、同じ20畳でも体感は全然違います。
吹き抜けを作りたいと考えている人はこの開放感を求めていることが多いのではないでしょうか。
高級感がありおしゃれ
初めて遊びに来た人はまず間違いなく、おしゃれな家だねと言ってくれます。
1番嬉しい言葉ですよね。
吹き抜けがあってダサい家なんて、見たことありませんし、聞いたこともありません。
建売の住宅でも吹き抜けがあるだけで、注文住宅に見られるでしょう。
それくらい見た目のインパクトはでます。
自然光で明るくなる
我が家は東南角に吹き抜けを作ったのでめちゃくちゃ明るいです。
自然光の明るさはやっぱり良い!
家全体が明るくなるので、休日の朝とかはパワーをもらえる感じがします。
吹き抜けのデメリット
夏は暑く、冬は寒くなりやすい
これは確かにそうなのですが、実際にはそこまで感じません。
なぜなら昔の住宅に比べると今の住宅は機密性があり、断熱性能も高いから。
隙間風が吹くような家は今どき建ちません。もしあったらそれは欠陥住宅です。
ただ、断熱性能に関してはハウスメーカーや工務店によって変わりますのでそこは比較した方が良いです。
ハウスメーカーの中だと一条工務店やスウェーデンハウスは機密性や断熱性能が高いのでおすすめです。
建築会社にもよりますが建売住宅は注文住宅に比べて、安価な建材・断熱材が使われているケースがあるので断熱性能が劣ることが多いのが現状です。
ちなみに我が家は東京ですが、オプションで寒冷地仕様にしました。
具体的には以下の3点がグレードアップしました。
- 断熱材の量が約2倍
- 全窓にトリプルガラス採用
- 24時間熱交換換気システムを採用
とくに3つ目の24時間熱交換換気システムが優秀です。
現在24時間換気は住宅に義務付けられています。
通常は外の空気を取り込んで、室内の空気を排出して換気するというものですが、とくに冬場は外の冷たい空気を取り込むので部屋が暖まりにくいです。
しかし、この熱交換換気システムの場合、外の冷たい空気を室温に近づけてから取り込んでくれるという優れもの。
しかも夏場は外の熱気を極力室温に近づけて取り込んでくれます。
電気代がかかる
これはそのとおりかと思います。
同じ15畳のLDKでも吹き抜けがあるのとないのとだと、そもそも空間の広さが違うので必要となるエアコンのパワーが全然違ってきます。
エアコンを選ぶ際も1ランク上の広さに対応しているエアコンを選ぶと良いでしょう。
音が2階まで反響する
これは住んでみてわかったことです。
我が家は2階に寝室があり、ちょうど突き抜けと隣接しています。
寝室のドアを開けておくとテレビの音や話し声が普通に聞こえてきます。
ドアを閉めればそれなりにマシではありますが、とくに夜、子供を寝かしつけた後だと、テレビの音量を極力下げるなどかなり気を遣って過ごしています。
ちょっとしたホールみたいに声が2階まで通りますので、ご注意を。
電球の交換は業者
単純に天井が高いので電球の交換ができません。
脚立があればできるのでしょうが、保管しておくのもなかなか大変だと思います。
電球が切れてしまったらおとなしく業者に依頼するのが良さそうです。
注意すべき点
建ぺい率と容積率について
吹き抜けを作るにあたって注意したいのが建ぺい率と容積率です。
住宅を考えている人は聞いたことがあるかもしれませんが、まずはそれぞれについて説明します。
例えばこんな土地があったとします。
- 土地面積:100㎡
- 建ぺい率:40%
- 容積率:80%
このような場合、通常であれば1階を40㎡、2階を40㎡にすると思います。
しかし吹き抜けを作ろうとするとどうしても2階の面積は小さくなるので、1階が40㎡、2階が30㎡のような感じになります。
そうすると述べ床面積が70㎡となり、容積率を最大で使用できなくなってしまいます。
なので吹き抜けを考えているのであれば、建ぺい率50%・容積率80%のような
建ぺい率 > 容積率÷2
の土地を選ぶと容積率を最大まで生かした吹き抜けのある家を作ることが出来ます。
ちなみに我が家は、建ぺい率40%・容積率80%の条件でしたが、角地だったため角地緩和というもの利用して建ぺい率50%・容積率80%の土地を選んで吹き抜けでも無駄なく家を建てることが出来ました。
ホコリが積もらないらないダウンライトがいい
前述の電球の交換もそうですが、掃除するにも手が届きません。
なのでホコリが積もらないように埋め込みのダウンライトをおすすめします。
極力交換回数を減らすため長持ちするLEDにしてもいいかもしれませんね。
窓の掃除ができない
吹き抜けの2階部分に窓を設置する場合、届きません。
しかし、内側はそこまで汚れることはないですし、クイックルワイパー的なものであれば椅子に乗ってギリギリ届きますので、年末の大掃除の時にやるくらいで十分です。
外側は高圧洗浄機を使えばきれいになりますので、外壁の掃除とともにこれも年に数回で問ないでしょう。
合わせてつけたい設備
【吹き抜けとの相性NO1】シーリングファン
吹き抜けを作るなら絶対につけた方がいいです。
シーリングファンがあるのとないのとでは雲泥の差です。
見た目がおしゃれになるのは言うまでもないのですが、冬場は暖気が上の方にたまってしまいますので、エアコンを入れてもなかなか1階がなかなか暖まりません。
シーリングファンで空気を循環させるだけで全然違いますので、絶対につけた方がいいです。
【日差し注意】窓+ロールカーテン
高い位置に窓がある場合、通常のカーテンだと開け閉めが出来ません。
ロールカーテンであればチェーンで開閉出来たり、電動のものであればスイッチ1つで開閉も可能です。
我が家は手動ですが、ほぼロールカーテンは閉めたままにしています。それでも十分明るいです。
【掃除用に】小窓
我が家は吹き抜けと2階の寝室が隣接しているのですが、その壁に小窓を付けました。
小窓を開けると目に前にシーリングファンがある間取りなので、小窓を開けてクイックルワイパーでシーリングファンをさっと拭くことができます。
シーリングファンにホコリが積もることは想定していたので、掃除ができるようにと小窓を設置しました。
ただ、室内用の小窓って気密性がないので、前述した1階のテレビの音や話し声がより聞こえてしまうということにもなりました。なので隙間テープで小窓の隙間をギチギチ埋めてしまったので、ほぼ開けることはしていません。
▼その他のおすすめ設備はこちらでも紹介しています。
まとめ
吹き抜けのメリットとデメリットをまとめるとこんな感じです。
メリット
・開放感がある
・高級感がある
・おしゃれ
・自然光が豊富
デメリット
・夏は暑く冬は寒い
・電気代がかかる
・音が反響する
・電球の交換は業者
参考になりましたでしょうか?
ネットでは、吹き抜けにして後悔したとか、やめておいた方がいい間取りなどと紹介されていたりしますが、ぼくは吹き抜けにしてよかったと本当に思っています。
確かにマイナスな部分もありますが、せっかくならおしゃれで他とはちょっと違う間取りにしたいですよね。
遊びに来てくれた人におしゃれな家だねって褒められるとかなりうれしいですし。
これから戸建てを検討している人、家を探すのって大変ですけど、楽しい時間だとは思いますので、悔いのないようにしっかりと考えてみてください。
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